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最近の紙ジャケ発売ラッシュの中で、これほどまでに期待されなかったリリースがあったでしょうか。 初期作品の需要はかなりあったはずですが、正直ここまでやらなくても・・・と思っている方はかなりいるでしょうね。 BOSS自身アメリカの光と影を様々な手法で歌い続けてきていますが、この作品もそんな1枚です。 俗に『ネブラスカ』→『トンネル・オヴ・ラヴ』→『ザ・ゴースト・オヴ・トム・ジョード』→『デヴィルズ&ダスト』と同系列に位置づけられたりもしますが、歌詞を読みながら各アルバムを聴いてみると、結局は演奏の表現方法の違いだけで『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』や『ヒューマン・タッチ』等でもBOSSが伝えたいことは少しも変わらないように思えます。 あえて違いをつけるとすれば、上記4作品は特にアメリカの影の部分がアコースティクなサウンドによってさらに強調されている、といったところでしょうか。 今回は他にベスト+Eストリートバンドとの新録3曲を含む『グレイテスト・ヒッツ』、4枚組の『トラックス』から15曲を厳選し、さらに未収録3曲が追加された『18トラックス』、Eストリートバンド再結成ツアーの模様を収録した『ライヴ・イン・ニュー・ヨーク・シティ』、そのツアーの勢いをそのままスタジオに持ち込み制作された『ザ・ライジング』の計5タイトルが発売されました。 実はワタシも今回のタイトルに関してはわざわざ紙ジャケにしなくても、とは思いますが、とりあえず今は過去のカタログを再発する際にたまたま特殊なジャケットで発売された、という認識で強引に納得することにしています。 今回は全17タイトルを購入するともらえるボックス+スクリプト・カヴァーが非常に魅力なので、渋々ながらも遂に補完できました。 早くスクリプト・カヴァーのレプリカが見たい! 次回は最近観たDVDを紹介する予定です。
by lonehawk
| 2005-09-01 20:35
| ROCK紙ジャケ
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