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2006年を振り返ると、本当に数多くの名盤が紙ジャケ化されました。 それに伴い、かつてのように「とりあえずLP風の特殊ジャケで作ってみました」的なアイテムは減少して、各メーカーとも権利問題などに苦しみながらも出来る限り当時の雰囲気を再現するようになっています。 その中でも、やはりソニーから出された紙ジャケの奮闘ぶりは、手に取るたびに毎回驚嘆させられました。 それでいてプライス面でも1枚ものが1,890円(税込)というのも大きく、この価格だったら聴いたことがなくても手に取ってジャケを眺めていると、気がつくとそのままレジに向かっちゃう・・・なんてことも多々ありました(苦笑)。 そんなソニーさんから出た数多くの紙ジャケの中でも一番の話題だったのが、サンタナでしょう。 あの『ロータスの伝説』の22面ジャケの再現はもちろんですが、他の作品の内容も素晴らしい作品が多く、これまでまともにサンタナを聴いたことがないワタシもすっかりハマりました。 特に初期サンタナ独特のラテングルーヴが溢れるサウンドは格別で、さらにレガシーエディションで聴けたウッドストックやフィルモアでのライヴからは当時の熱気が伝わってきます。 そして、先日ショップで見つけたのが・・・。 レコードデビュー前に録音された貴重な発掘ライヴ音源で、1968年のフィルモアの熱気をそのまま真空パックしたかのような演奏が収録された2枚組CDです。 SANTANA / LIVE AT FILLMORE ’68 Disc 1 1. Jingo 2. Persuasion 3. Treat 4. Chunk A Funk 5. Fried Neckbones 6. Conquistadore Rides Again Disc 2 1. Soul Sacrefice 2. As The Years Go Passing By 3. Freeway ラインナップは、 David Brown (b) Bob “Doc” Livingston (ds) Marcus Malone (conga) Gregg Rolie (p,org,vo) Carlos Santana (g,vo) という貴重な顔触れで、まだリズムセクションが固まっていない時期ながらも、バンドが進化する過程も楽しめます。 コンガも挿入されているのでラテン風味はもちろんありますが、初期はジャズやブルースの影響も強かったんだなー、と感じますね。 コノCDは97年に国内発売されていますが、どうやら現在は廃盤のようで、これまでなかなか中古でも見かけませんでした。 (そういえば、輸入盤ですら店頭で見たことないなー。) 紙ジャケ化で改めてサンタナが注目されているので、何も問題がなければ国内で再発しても良さそうなんですけどね。
by lonehawk
| 2006-12-27 21:30
| 発掘音源・リマスター
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