このところハーフオフィシャルもののDVDリリースが活発ですが、昨年末に登場したマイルス・デイヴィスの黄金のクインテット時代のライヴ映像にもかなりビックリさせられました。
これまで動くマイルスの映像では、ヒストリーものを除けば80年代モノしか観ていなかったので、あの時代のライヴ映像が観れるとあってはソレを逃す手はないでしょう。
・・・と言いながら、ついコノ間まで観てなかったのですが(苦笑)。
まずは1967年10月31日ストックホルムでのライヴから。
ロン、ハービー、トニーに加え、テナーにウェイン・ショーターを迎えた最強の布陣です。
しかし、映像で観るマイルスは格段にカッコイイですね。
ちょっとした佇まいだけでも観る者を魅了させてくれ、ソロを終えて一旦下がる時に周囲を見渡す鋭い目つきなどステージ上を支配する姿は、音だけでは分かりませんでした。
そして、ややうつむき加減でピアノを弾くハービー、
近頃ではCMでも御馴染み?のロンはシッカリと脇を固め、
何故かソロ・パートの時はアップの映像が多い(笑)ウェイン、
そしてトニーのグルーヴ感溢れるドラムさばきが満喫できます。
個人的にはコレを観れただけでも十分なくらいですね。
続いては1967年11月7日ドイツでのライヴです。
それまでとは若干画質も落ち、画面右上のロゴも多少気になりますが、そんなのは彼らのプレイには関係なく惹き込まれていきます。
この面子での「ウォーキン」の映像が観れるのも嬉しいところですね。
コレ以外にもまだ同時期のDVDも(ハーフオフィシャルで)既に出ており、ソチラもじき届くはずなので楽しみです。