今年になってSSW系アーチストの紙ジャケリイシューに非常に活発なソニーから、今月も数タイトルが登場しました。
ただ個人的にはめぼしいタイトルは多くないのが幸い?で、今回購入したのはこの1枚だけです。
トニー・コジネクといえば圧倒的に有名なのはセカンドの『バッド・ガール・ソングス』ですが、CDの廃盤市場で高値で取引されていたのはコチラの方でした。
TONY KOSINEC / PROCESSES
01. Down On Words
02. Tyrant
03. Mystic Fifties
04. Silver Morning
05. You Got Me Crazy
06. Simple Emotion
07. Processes
08. Cleopatra
09. Raymond Austin
10. I Can't Sing
11. Summer/Spring
12. Feather Of A Boy
90年代に一度CD化されたものの、トニー・コジネクの一作目に当たる『プロセス』は、これまでもほとんどショップで見かけたことがなくて、一度だけ発見した時もプレ値だったことから購入を断念したという前科があったので、今回の紙ジャケ化には迷う事なく飛びつきました。
以前どこかで『バッド・ガール~』的なSSW感覚を求めて聴くと肩透かしを喰らうって見た記憶があったのですが、なるほどその通りですね。
一曲目からホーンセクションにドラムがドタドタしていたり、別の曲では時代性からかサイケ風だったり、何だかトニーが申し訳なさそうに歌っているような感じすらします。
その中に時折あるシンプルな曲で、後の『バッド・ガール~』へと繋がる面もあるにはありますけどね。