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女番長シリーズが前回でとりあえずひと段落したので、今度は他の東映作品を観ることにしましたよ。 『野良猫ロック』など日活に多くの作品を残した梶芽衣子が、東映で初の主演作品となった銀蝶シリーズの第二弾として劇場公開された『銀蝶流れ者 牝猫博奕』です。 コノ編の作品も今まで観る機会がなかなか訪れなかったので、新宿DUでDVDを発見したのがイイ機会となりました。 ちなみにコノ作品、本国よりも先に海外でDVD化されております。 海外では梶芽衣子や今作での共演者である千葉真一のマニアというのが多くいるそうで、そんな背景がコノような状況を生み出しているのでしょうか。 (コノDVDもリージョン1でした) パッケージのデザインも実にクールですね。 大雑把なストーリーは・・・ 札師の父を持つ樋口ナミ(梶芽衣子)は、ヤクザにハメられてイカサマ師の汚名を着せられて殺害された父の仇討をする為に、自らも札師としての腕を磨いて鳥羽・・・じゃなくて賭場を渡り歩いて仇を探す生活をしています。 冒頭に吊橋で助けた娘は、実は銀座の暴力団に売られて温泉街の芸者になるはずだったようで、ソノ娘を巡って賭場で対決したのが唐辛子の門二郎(山城新伍)でした。 ナミは門二郎を一蹴し、娘と共に東京に・・・。 (ソノ後を追うように、門二郎は当ても無いのに東京に向かいます) どうやら娘の父親(伴淳三郎)も昔は札師だったようで、ナミの過去を知っている様子であるものの直接話さず。 ナミは旧知でクラブを経営している美代子(アマゾネスな賀川雪絵)に娘の働き口を託し、娘は銀座のクラブでホステスとして働くことに。 途中、何でも屋としてナミに密かに思いを寄せる隆次(千葉真一)や、アヤシイ中国人風の男(由利徹)などが話に絡んできて、銀座の暴力団である相星興業とひと悶着。 実は相星興行の組長である相星総之助(須賀不二男)が父の仇だということが判明し、遂に・・・。 と、まあこんな感じですが、ベタな復讐劇だけど結構楽しめました。 とにかく梶芽衣子は全てにおいてカッコイイし、山城新伍はほぼコミカルな演技ばかりな中でイカす散り様を見せてくれるし、由利徹はコレまで観た作品の中でも一番出演時間が長いし、悪役の室田日出男は相変わらずアクが強い演技だしと、安心の東映印って言ってイイんじゃないでしょうか。 JACの千葉さんはクライマックスで大暴れしてくれるし、こういう殺陣を見ていると世界からも「JACの千葉さんと共演したい」と声がかかるのも納得でした。 (もっとも、千葉ちゃんのアクションスターとしての真骨頂が観れる作品は他なんでしょうが) ソレと、『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』にもノンクレジットで出演していた渡瀬恒彦が今作でもノンクレジットで出演してましたが、どういうわけか両作とも絡んでいるのが山城新伍なのは何か理由があるのでしょうか。 えー、ココまで書いておいて何ですが、実はコレまで梶芽衣子作品も千葉作品も大して観ていなかったんですよね(苦笑)。 コノ作品でお二方のカッコよさに触れてしまった今後は、恐らくさそりとか地獄拳とかをチェックするようになって、さらには梶芽衣子さんのブログまで日々チェックするようになるのでしょうか・・・。 まあ、ソレもイイかもしれません(ホントかよ)。
by lonehawk
| 2009-07-12 00:30
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