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先日、お馴染みの大型古本店を探索していた時に、こんな本を発見しました。 まさか2008年に日本でダスティ・ローデスの自伝なんてブツが刊行されていたなんて、全く知りませんでしたねー。 ソノ日はちょうど単行本500円均一とセール中だったので、こりゃあイイやと迷わず購入。 果たして、2009年の現在にダスティ・ローデスのことに関心のある方がどれだけいらっしゃるか定かではありませんが、まあ気にせず進みます。 新旧問わずアメプロ好きでしたら絶対に欠かすことの出来ない超ビッグネームで(そうでないとなかなか顧みることのない存在かもしれませんが)、日本でも国際~全日本~新日本と各団体で活躍しました。 ローデスは本国でも超人気者で、リング外でも相当に重宝されていた立場もあってか、日本に参戦する時はどうしても短期間での活動しか出来ず、だからたまに来日すると常連外国人だったブッチャーやハンセンやシンなどとは違うプレミア感がありましたね。 (おかげでギャラも他の外国人よりも高くて、常連外国人はイイ思いがしなかったみたいでしたが) 派手なコスチュームに身を包みリングに登場し、腰を振り振り手をクルクルパンチして、あとはエルボー攻撃・・・。 大体の試合展開はこんな感じで、あとは足四の字固めかパイルドライバーが加わるくらいと、そんなに技の数が多いわけじゃあないのに何故か存在感はバツグンでした。 当時ローデスのプロレスアルバムも買ったし、オマケのポスターも部屋に貼ってたなー、なんてことも思いだしましたよ。 (押入れを探せば多分出てくると思う) 自伝にはどんな具合にアメリカン・ドリームの軌跡が綴られているのか読んでみると・・・。 なるほど、配管工でネイティブな血脈の父親とドイツ人の血を引く母親との間に生まれ、見た目もソレほどでもなく太った体格の男が自らの才覚で手にしたアメリカン・ドリームについて色々と書かれています。 いつの時代でもアメプロのど真ん中を突っ走っていた男ならではのエピソードの数々は非常に興味深いし、ローデスと関わりの深かったディック・マードック(冒頭にはマードックに捧げた文が掲載)やゴールダストやハーリー・レイスやリック・フレアーやビリー・グラハムやフランク・ゴーディッシュやケビン・サリバンやマグナムTA・・・(他多数)とのエピソードが続々と出てくるしと、約320ページを一気に読んでしまいました。 ローデスの記憶違いか訳者の間違いかは定かではないけど、文中での日本に対する記述がメチャメチャ(初来日はガニアとよくビジネスをしていた新間寿のもとでリングに上がるってあるけど、ローデスの初来日は国際だから吉原功のことじゃないのか)だったり、訳者のせいか文法ががおかしく感じる部分など幾つかは気になる点もあったのは残念でしたが、改めてダスティ・ローデスの偉大さを認識出来ました。 かつてはヒロ・マツダや猪木との関係を盾にNWA王者なのに全日本での防衛戦開催を拒否したなんてこともあった(おかげで王座はリック・フレアーの手に渡っちゃいましたが)くらいに参戦した団体をリスペクトしていたローデスですけど、近頃のハッスルの無礼な振る舞いのおかげで現在の日本にはイイ印象がないようなのが残念でなりません。 (コレじゃあもう二度と日本にローデスは来ないんじゃないか。でも、今でもアントンをリスペクトしていたらIGFには来る可能性はあるのかな?) ローデスの日本での闘いぶりがYouTubeに転がっていたので、最後に貼っておきましょうか。 バックランドVSローデスの夢のWWFタイトルマッチ ソノ1 ソノ2 ソノ3 ローデスVSホーガンのシングルマッチが日本で実現していました
by lonehawk
| 2009-07-18 22:30
| Pro-Wrestling
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