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存在はすっかり忘れていたけど、昔は色んなところで耳にしていた。 現在はなかなか聴く機会がないけれど、2005年の今の耳で改めて聴いても思っていたほどに悪くない。 ミリ・ヴァニリはそんな人達でした。 昨日は久々にCDの探索目的で黄色い古本屋に行き、カス棚(100~750円で販売しているコーナーのことを勝手にこう呼んでいます。稀に凄い品をゲットできることもあり!)を眺めていると、目に留まったのがミリ・ヴァニリのCDでした。 ジャケット写真 89年に全米で大ブレイクしたこのデュオは、解説を読んではじめてドイツから火が付いたことを知りました。 テレンス・トレント・ダービーが二人いるようなルックスに、キャッチーなメロディーで出す曲の全てが大ヒットとなり、この時点では不動の人気を手にしたかに思われました。 翌年のグラミー賞では最優秀新人賞を受賞しましたが、パフォーマンスに口パク疑惑が集まり、それが事実と分かると賞を剥奪される前代未聞の事件となってしまいました。 そう考えると、アルバムのタイトルが『オール・オア・ナッシング』とは皮肉ですね。 そして、彼等の吹き替えをしていたミュージシャン達が顔を出し、ザ・リアル・ミリ・ヴァニリとしてアルバムを発表しましたが、前回ほどのムーヴメントは起きませんでした。 (その割りにカス棚でよく見かけるので、少しは売れたのかもしれませんが。) ミリ・ヴァニリの色んなCD 右下がヨーロッパで89年に出され、アメリカで発売される際にヨーロッパと異なる曲が収録され、ジャケットも違うものになっています。 (左下) 写真上はリミックス集で、3枚あっても殆ど曲(ヴァージョン)のダブりがないのにビックリ! しかも、ヒット曲以外にもアイズレー・ブラザーズの「イッツ・ア・シング」や、作者であるジョー・サウスのヴァージョンが車のCMにも使われており、ディープ・パープルも演っている「ハッシュ」のカヴァーが入っていたりと、以外な驚きがありました。 250円×3で750円と値段の割りにかなり楽しめましたが、2005年のこの時期に彼等の曲をこんなに聴いている人が他にいるのだろうか・・・などと我に返ってみたりもしました。 ついでにカス棚で見つけたもう一枚のコンピCD『ガールズ・ゲット・グルーヴィン』。 こちらにも忘れかけた80’Sヒットがてんこ盛りで250円とお買い得。 ティファニーやキム・ワイルドなんかは随分久しぶりに聴いたなぁ。 他の収録曲とアーチストは写真をどうぞ。 実はあと一枚CDを買ったのですが、ちょっとここでは紹介できないので、内緒にしておきます。 5枚で2,000円とお得な買い物ができました。 次回は、ある紙ジャケCDを紹介する予定です。
by lonehawk
| 2005-03-22 00:30
| 魅惑のエイティーズ
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