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ヴァン・ヘイレンのヴォーカルでは誰が好きですか? サミー・ヘイガーに代わってもアルバムは聴いてましたが、ワタシはやっぱりデイヴ時代の方が好きですね。 デイヴのちょっと変人的なキャラは強烈でした。 しかしこれまでデイヴのソロ作品といえば、ビーチ・ボーイズの名曲のカヴァー「カリフォルニア・ガールズ」などが収録されたミニアルバム『クレイジー・フロム・ザ・ヒート』くらいしかまともに聴いてませんでした。 この作品はハードさのかけらもありませんが、デイヴの底抜けに明るいキャラが前面に出たPVの影響もあってか大好評でした。 そしてヴァン・ヘイレン脱退後に制作された初のフルアルバムが、今回聴いた『イート・エム・アンド・スマイル』です。 これまたデイヴのバカさ爆発のジャケです(笑)。 タイトルは当時ヴァン・ヘイレンに対するあてつけのように言われましたが、結果的に笑ったのは一体どっちでしょうか? ファースト・シングル「ヤンキー・ローズ」のPVをはじめて観た当時は、「ああ、デイヴも相変わらずバカやってんなー」と思いましたが、正直そこまででした。 冒頭にデイヴのヴァン・ヘイレンが好きだと書きましたが、結果的にヴァン・ヘイレンというバンドで歌っていたデイヴィッド・リー・ロスというヴォーカリストが好きだったのかもしれません。 つい先日このCDが、いつもの大型古本店(多摩永山店)のカス棚にて帯ナシ国内再発盤が250円(税込)で売られていたので、これを機会にと購入してみることに。 クレジットを見てみるとプロデューサーはヴァン・ヘイレン時代同様テッド・テンプルマンが担当し、ギターはスティーヴ・ヴァイ、ベースはビリー・シーンといったエイティーズのHR/HM路線がいかにも好きそうな腕利きを据えています。 全10曲入りでアルバム全体で30分ちょっとしかなく随分とコンパクトにまとまった感じですが、ポップでハードなデイヴのキャラがギッチリと詰まった作品でした。 この時一緒に次作『スカイスクレイパー』も買ったのですが、プロデュースはデイヴ本人に代わったものの同様のメンバーをバックに従え、ポップでハードなロック路線を貫いていました。 次回はいよいよエイティーズ強化週間の最終回です。
by lonehawk
| 2005-12-17 09:30
| 魅惑のエイティーズ
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