前回に引き続き今回もロッドを聴きました。
70年9月にリリースされたセカンド・ソロ作品『ガソリン・アレイ』です。
今作も英盤はキーフがジャケを手掛けており、これまた独特の雰囲気を醸し出していますね。
バックにはフェイセズの4人や、JBB時代からの仲間であるミッキー・ウォーラー(ds)等も参加しています。
ロン・ウッドとの共作によるタイトルチューン「ガソリン・アレイ」、ストーンズもカヴァーしたボビー・ウォマック作の「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」、ディラン作の「オンリー・ア・ホーボー」、スモール・フェイセズの「マイ・ウェイ・オブ・ギヴィング」、エルトン・ジョン&バーニー・トーピン作の「カントリー・コンフォート」など、前作以上にロッドの個性が炸裂しています。
このアルバム発売から半年後にフェイセズの『ロング・プレイヤー』も発売され、チャートでも徐々に結果を出すようになり、ロッドとフェイセズ双方の黄金期に突入していきます。
アメリカに渡ったロッドも勿論イイのですが、やはりフェイセズとの活動のバランスが上手く取れていたこの時期のロッドには神がかったパワーを感じますね。
紙ジャケの出来は7年前に発売されたものをそのまま復刻しているだけあってイマイチですが、それでもプラケよりはまだマシかなーとは思います。
キーフのデザインも当然アナログの方が映えるのでしょうが、アナログ環境のない現在はその雰囲気を紙ジャケで気分だけで味わっています。
次回も最近購入したアイテムから聴いてみる予定です。