今月はすっかりDUの販売戦略な乗せられているな・・・。
などといいつつも、これまでは欲しかったけどプレミア価格で買えなかったものをドンピシャで再発してくれることは素直に感謝しなければいけませんね。
ということで今日聴いたのCDは、先日DU限定で復刻されたスタックリッジの作品から、3作目に当たる『山高帽の男』であります。
リリースは1974年で、プロデュースはあのジョージ・マーティンが担当しています。
これまでは定価より若干プレミアのついた紙ジャケCDを店頭で眺めているだけでしたが、今回の再発のおかげでやっと普通に聴く事が出来ました。
彼等のことが書かれたものを見ていると、よく田舎のビートルズという表現が用いられており、そして彼等の作品はCDショップだとプログレのコーナーによく並んでいます。
コレは一体どういうことなのか?と思いながら聴いてみると・・・。
サウンドはかなりポップで、ELOからエレクトリックを消して、そこにボードヴィルやトラッドの味付けがされたような感じです。
一般的に言われるようなプログレとは全く違うような気がするのですが、この作品だけではその辺は良く分かりません。
ただプログレだから・・・、と聴かないのは勿体無いですね。
(まあジャンル分けすること自体が無意味な気もしますけど。)
解説を読むと、ジョージ・マーティンは息子から彼等のレコードを聴かされて気にいり、自らプロデューサーとして名乗りを挙げたそうです。
確かに彼の色も濃く出ており、ビートルズで使った手法が随所に現れます。
この作品を最後にスタックリッジは活動休止→再編→解散となったようです。
今回の再発を期に彼等のポップで多彩なセンスに触れてみるのもいいかもしれません。
次回も紙ジャケ強化週間は続きます。