前回から続きまして今回もワンバンコ・・・もといバンコです。
壷の次は扉です。
こちらも負けじと素敵なバカジャケです。
バンコの3作目である『自由への扉』のジャケは、アパートの入り口をモチーフにしているそうで、ジャケの扉を開けるとその中では様々な物語が繰り広げられています。
うーん。実に素敵なデザインですね。
こちらも壷同様にオリジナルを一度見てみたいものです。
演奏や展開のスリリングさでは壷が優勢ですが、音の緻密さや様式美という点では扉に軍配が挙がりますね。
ツインキーボードにツインギターが絶妙に絡み合い、さらにリズミカルなドラム&パーカッション、そして時にアコースティックな響きを聴かせる「政治反逆者の歌」の実に美しいこと!
1曲目から約16分の怒涛の構成力を見せつけてくれます。
「私を裏切るな」での宙を舞うようなアコースティックギターとコーラスワーク、「消え去りし真実」の疾走感、そしてラストにダイナミックなツイン・キーボードのプレイが聴ける小品「軌跡Ⅱ」でアルバムを締めくくります。
果たして壷と扉がイタロの入り口になるのか?
ちょっといやーな予感がしてきましたが・・・。
さて次回も今月発売された紙ジャケですが、これまでとはちょっと雰囲気を変えてみようと思います。