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元ナイスのリズム・セクションだったブライアン・デヴィソン(ds)とリー・ジャクソン(b)が夢よもう一度とばかりに結成されたのが、今回聴いたレフュジーです。 しかしキース・エマーソン並のキーボード・プレイヤーなんてそう簡単に・・・と思っていたところ、過去に交流のあったパトリック・モラーツというスイス人のスーパー・キーボーディストがいました。 そしてレフュジーが結成され、1974年にデビュー作が発表されました。 作品全体に響き渡るパトリック・モラーツのスーパープレイはとにかく壮絶で、一度聴いただけでその凄さが分かります。 しかし、そんなモラーツに注目したのがイエスでした。 脱退したリック・ウェイクマンの後任として参加を打診されたモラーツは、悩んだ末にイエスに加入する決断をし、ここでレフュジーはあえなく解散しました。 ワタシがこのグループの存在を知ったのは1月に購入したナイスの凄さを実感し(といっても、別にリズム・セクションが凄かったわけではないんですけど)、そのリズム隊の二人が元イエスのキーボーディストとしては個人的にはウェイクマンよりも好きなパトリック・モラーツと組んでいた、という事実を知ってからでした。 イエス時代のモラーツのテクは唯一の参加作『リレイヤー』や、『THE WORD IS LIVE』などのライヴ盤で存分に味わっており、他にもモラーツの超絶プレイが聴きたかったのですが・・・。 未だこのバンドに関してよく知らなかった紙ジャケ発売当時に店頭でディスプレイされているのを見て、そのセンスのなさから全く手に取る気にすらなりませんでした。 何かの雑誌を読んでいたら、アレにモラーツが参加していたのか!となった途端に一気に興味が沸いてきて、購入に至りました。 (ちなみに向かって右がパトリック・モラーツです。) 決してジャケ買いしたくなる作品ではありませんが、モラーツのわがままな指先から繰り広げられる超絶プレイは、キーボード好きでしたら聴き逃せない一枚ですよ。
by lonehawk
| 2006-02-27 00:30
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