先月は
1965年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルのDVDを取り上げましたが、今回は1963年のイヴニング・コンサートの模様を収録した2枚組CDを聴きました。
1991年にキング・レコードから国内発売されたこのCDは、残念なことに現在は入手しずらくなっています。
モンタレーや
ウッドストックのさきがけとなった音楽の歴史的にも重要なフェスなのにこの状況は・・・とも思いますが、とりあえず一番重要な1963年のこのCDを発見できて良かった良かった。
DUでの購入価格は、2,940円(税込)の3割引(よって2,058円)でした。
65年のエレクトリック・ディランに対して、63年はフォーク界の寵児ディランのフェス初登場という事件がありました。
このCDにはジョーン・バエズとフリーダム・シンガースをバックに従えた
「BLOWING THE WIND」と、出演者全員で歌われたウディ・ガスリー(但し、ウディ本人は体調不良の為不参加)の
「THIS LAND IS YOUR LAND」に参加(でもディランの声は判別出来ません)しています。
63年のニューポートのディランの音源は、このCDと同時に発売された(これだけはまだ未入手ですが)『ニューポート・ブロードサイド1963』にもピート・シーガーやジョーン・バエズとの共演が収録されていたり、ジョーン・バエズのニューポートでのライヴを集めた音源(ライナーに詳細がないので何年の演奏かは判別しずらいのですが、63年か64年?)、昨年発売された
『ノー・ディレクション・ホーム』に65年の音源、その
映像版にも数多くライヴの模様が収録されています。
ちなみに今回のCDの他の参加ミュージシャンも一部挙げると、ミシシッピ・ジョン・ハート、ジャック・エリオット、ザ・ルーフトップ・シンガーズ、ジュディ・コリンズ、デイヴ・ヴァン・ロンク、イアン&シルヴィア、ピート・シーガー、ジョーン・バエズなどです。
全体を通して聴くと、やはりディランの個性が際立っていますね。