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先月末にユニバーサルから大量に紙ジャケがアンコール・プレスされました。 少し前まではアンコール・プレスはDUの独壇場でしたが、ここにきてメーカー自身でも旨味を感じたのか、どんどん追加プレスをするようになりました。 これまではソニーもアーチストが来日すると追加プレスをすることもありましたが、12月に人気タイトルを大量に再プレスするそうです。 人気タイトルがプレ値で取引されているディランとかTOTOはともかくとして、今でも相当のタイトルが店頭に残っているエアロもベスト盤発売記念とかで発売されるみたいなんですけど、果たして大丈夫なのかと余計な心配をしちゃいます。 まあ、これまで買い逃していた方にとっては朗報でしょうけど。 負けじと?DUも特定の人気タイトルには得意のまとめ買い特典を付けて購買意欲を沸き立たせようとしていますが、今のところワタシはさすがに所有しているタイトルを10何タイトルも特典だけの為に買い替えるようなことはしていませんね。 何タイトルか買い逃したもので今後まとめ買いしようと計画しているアーチストもいますけど、さすがにそう多くはありません。 そして現時点では唯一購入したアンコール・プレス紙ジャケがコレです。 1967年にリリースされた『ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・フレンズ』は発売当時には殆ど話題になりませんでしたが、80年代末頃に日本初登場+世界初CD化された際に物凄いことになり、今ではすっかりソフト・ロックの金字塔扱いされています。 渋谷系とかいうコトバが囁かれるようになったのと今作は相当の関わりがあるみたいですが、あいにくその手の音楽は素通りしてきただけに、どれくらいの影響を及ぼしたかは分からないですけど。 でもこのアルバムだけは当時からよく聴いていましたので、今回がいいキッカケと思い、紙ジャケをゲットしました。 ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS 01. Don't Take Your Time 02. With A Little Help From My Friends 03. Don't Go Breaking My Heart 04. I Can See Only You 05. Snow Queen 06. Love So Fine 07. Kinda Wasted Without You 08. Just Beyond Your Smile 09. I'll Be Back 10. Cocoanut Grove 11. Didn't Want To Have To Do It 12. Can I Go 01,06,08,12でロジャーと共作しているトニー・アッシャー、アレンジャーとしてクレジットされているニック・デカロ、プロデュースには60年代のA&Mでクリス・モンテスやクロディーヌ・ロンジュなどを手掛け、レーベルの都会的イメージ作りに貢献したトミー・リピューマと、超一流のスタッフに囲まれて制作された今作は、男女混声のコーラスワークとポップなサウンドが絡み合った極上の一枚です。 ビートルズの02,09をはじめ、ラヴィン・スプーンフルの10,11、ゴフィン/キング作で、シティのアルバムにも収録された05のカヴァーも秀逸です。 結局はこれ一枚で解散の憂き目に会いますが、その後ロジャー・ニコルスはポール・ウイリアムスと組んでカーペンターズの「雨の日と月曜日には」や「愛のプレリュード」などを世に送り出し、裏方として大成功します。
by lonehawk
| 2006-10-26 00:30
| ROCK紙ジャケ
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