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待望だったスライ&ザ・ファミリー・ストーン紙ジャケ8タイトルが発売されました! 今回は全て2007年デジタル・リマスターが採用され、音も生まれ変わっています。 我が家に到着するまで色々とありましたが(実は到着してからも色々あったんですけど)、こうして音を聴いていると、そんなことはどうでも良くなりますね(笑)。 で、8タイトルの中でも真っ先に聴いたのが、実はコレでした。 SLY & THE FAMILY STONE / GREATEST HITS 01. I Want To Take You Higher 02. Everybody Is A Star 03. Stand! 04. LIFE 05. FUN 06. You Can Make It If You Try 07. Dance To The Music 08. Everyday People 09. Hot Fun In The Summertime 10. M'Lady 11. Sing A Simple Song 12. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) 大体オリジナル・アルバムが紙ジャケ化される時に物議を醸すのが、グレイテスト・ヒッツの存在です。 ディランの時もそうでしたし、はたまたELOの場合は予定に上がりながらも最終的にはラインナップから漏れたり、さらにはエアロスミスの場合はやたらと編集盤ばかりが出てショップの中古棚がやたらと賑わったり、モット・ザ・フープルの場合は・・・悲しいくらいに『黄金の軌跡』について話題にならなかったりと、アーチストによって様々でした。 まあエアロの例は極端だとしても、大抵が紙ジャケ化を好まれないようです。 実際、スライの場合も『グレイテスト・ヒッツ』紙ジャケはイラナイ!という声もありました。 が、しかし! スライの場合は、『グレイテスト・ヒッツ』が必要なんです。 別にメーカー特典の箱がどうだというだけでなく、理由はズバリ「サンキュー」が収録されているからです! 一応、他にもオリジナル・アルバム未収録の「エヴリバディ・イズ・ア・スター」と「ホット・ファン・イン・ザ・サマータイム」という2曲のシングル曲も収録されてますが、『スタンド!』と『暴動』を繋ぐファンク史上最重要曲と言っても決して言いすぎではない「サンキュー」の存在は、スライを語る上でも絶対に欠かせないんです。 「サンキュー」が後の音楽シーンにも多大な影響を及ぼしたことは、大量にサンプリングされたことからソックリさんまで使用されたことでも明らかでしょう。 というわけで、『エッセンシャル』や『アンソロジー』などのベスト(でも『アンソロジー』はリマスターされてないか)を持っていないと、「サンキュー」は『グレイテスト・ヒッツ』でしか聴けないので、紙ジャケ化でスライに興味を持ったけど全部買うほどでもないと思われた方は、『スタンド!』と『暴動』だけでなく『グレイテスト・ヒッツ』も一緒に買っておきましょう! でも、紙ジャケと同時発売で値下げされた2枚組ベスト『エッセンシャル』にも前述の3曲は収録されているので、紙ジャケにこだわらなければ別にソッチをチョイスしてもイイんですけどね。 とにかく、スライを聴くなら何らかの形で「サンキュー」を聴いておきましょう!
by lonehawk
| 2007-05-04 00:30
| SOUL・BLUES
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